老後資金の使い始め、平均は65.9歳から
70代の貯蓄分布を確認しましたが、一般的にはすでに老後資金として取り崩し始めている貯蓄額になります。
生命保険文化センターの調査によれば、老後資金を使い始める平均年齢は65.9歳から。何歳くらいで使い始める人が多いのか、具体的に確認しましょう。
老後資金の使用開始年齢
- 59歳以下:1.2%
- 60歳:14.4%
- 61~64歳:1.5%
- 65歳:39.7%
- 66~69歳:1.9%
- 70歳:20.9%
- 71歳以上:4.9%
- わからない:15.4%
上記を見ると、最も多いのは65歳からでおよそ4割です。年金の受給開始も一般的には65歳からですから、老後スタートを65歳と考えている方が多いようですね。
次に70歳が20.9%、60歳が14.4%でした。
老後資金を貯める際には「いくら貯めるか」ばかり考えてしまいがちです。同時に、「何歳から使い始めるか」も考えたいですね。老後資金を使い始める年齢が後になるほど、貯蓄が減るスピードを抑えることも可能です。
ただ、何歳まで働けるか、それまでに病気やケガなどはしないかといったことは誰しもわからないので、早いうちから備えていくのが理想でしょう。