今の働き世代の方は、ご自身のライフプランをどのように設計されているでしょうか。

「定年まで働いて老後は年金を受け取りながら、とびきり裕福ではなくても安定した人生を歩む」と、お考えの方は多いのではないでしょうか。実は、私自身もそのようにイメージしている1人です。

今回は、主に会社員や公務員が老後に受け取ることになる「厚生年金」の受給実態を、ファイナンシャルアドバイザーとしてお客様の資産運用に携わってきた私からご紹介していきたいと思います。

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厚生年金の受給実態

厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、今のシニア世代がどのくらいの厚生年金を受け取っているかを見ていきましょう。

厚生年金保険(第1号)

全体平均:月14万4366円(男子:16万4742円・女子:10万3808円)

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厚生年金は、現役時代の給与水準と加入期間によって受給額が変動するので、月1万円未満~30万円以上と振れ幅が大きいことがわかります。

性別による受給額の差は、女性は結婚や出産による離職等で加入期間が短くなりやすいこと、そして男女の賃金格差などが理由として考えられます。

厚生年金のポイント

それでは、厚生年金の受給額を増やす2つのポイントをまとめてみましょう。

①給与水準を上げる

前述したように、厚生年金の受給額は現役時代の給与水準を反映しています。つまり、いま働く世代が手にしている給与額は現在の生活のみならず、老後生活にも影響を及ぼしてくるとも言えるでしょう。

人によって、ライフステージは様々です。

しかし、もし「とりあえず、今のままでいいや…」という理由で現状に甘んじているのであれば、社内での昇進や、転職によるステップアップの機会がないかどうか、あらためて考えてみるのも良いのではないでしょうか。

②加入期間を伸ばす

加入期間も厚生年金を増やす重要なポイントになります。

近年では、在宅勤務やフレックス制度などを筆頭に、様々な働き方を導入する企業が増えてきました。

結婚や出産、病気、介護など、人生には予期せぬライフイベントがつきものです。そういった時に「離職することなく、働き続けられるかどうか」という視点を持って働き先を選ぶことも、今後ますます大切なカギとなってくるでしょう。

おわりにかえて

今回は、厚生年金の実態について詳しく紹介してきました。なかには、ご自身の老後を不安に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

お金の悩みは一朝一夕では解決できませんが、あらかじめ備えておくことで不安は軽減していくことができます。

最近では、無料のマネーセミナーや相談会などの機会も増えてきています。新しい年の始まりに、お金の専門家の手を借りながら、自分自身のお金の不安に向き合ってみるのも良いのではないでしょうか。

参考資料

岡崎 泰輔