40代世帯の「貯蓄額のようす」
続いて40代世帯の貯蓄事情を見ていきます。同様に、二人以上世帯と単身世帯では違いがあるのでしょうか。
二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有しない世帯を含む)
- 平均:1012万円
- 中央値:520万円
- 貯蓄ゼロ率:13.5%
単身世帯の金融資産保有額(金融資産を保有しない世帯を含む)
- 平均:666万円
- 中央値:40万円
- 貯蓄ゼロ率:35.5%
30代に比べると、どちらも貯蓄平均額があがりました。二人以上世帯では約1.7倍増加し、中央値も1.3倍。
しかし貯蓄ゼロ率が急激に増えるのが気になります。40代といえば、子どもの教育費や住宅購入費が重くのしかかる時期。こうした費用に充てることで、まったく貯蓄できない世帯が13.5%もいることがわかります。
単身世帯に注目すると、貯蓄額の中央値は逆に減ります。さらに貯蓄ゼロ率は35.5%にまで上昇しました。
平均貯蓄額のみ高まっている様子から考えると、貯蓄格差が伺えます。つまり、「着実に貯蓄を増やす層」と「まったく貯蓄ができていない層」の二極化があるということです。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)