日本の一般的な子育て世帯の年収は600万円台

日本の一般的な子育て世帯の年収について、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」より確認します。

出典:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」

上記を見ると、児童のいる世帯の総所得は平均で745.9万円。雇用者所得(世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額で税金や社会保険料を含む)は651.8万円です。

子育て世帯の平均的な年収は約650万円と考えられますね。

同調査より、全世帯の所得金額階級別の分布も確認しましょう。

出典:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」

上記は全体の結果ですが平均所得金額は552.3万円。より実態に近い中央値は437万円です。

また、1000万円以上の世帯は12.1%とおよそ1割程度。先ほどの東京の子育て世帯は、全体と比べると世帯年収1000万円以上の割合が多いと分かりました。

親子で納得のいく選択を

今回は東京の子育て世帯の世帯年収をながめてきましたが、全体と比べると年収が高いことが分かります。約4~5世帯に1世帯が年収1000万円以上という結果に、驚かれた方もいるかもしれませんね。

中学受験はお金の問題だけでなく、子どもに合った教育や校風の学校を選べる、学校によっては大学入試の準備がしっかりできるなどのメリットも多いです。総合的に考えて、親子で納得のできる選択ができるといいでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子