日経平均が急反発する中、資生堂急落の理由とは?

【東京株式市場】2017年2月10日

株式市場の振り返り-日米首脳会談前に急反発、大発会に次ぐ上昇率に

2017年2月10日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,378円(+471円、+2.5%) 大幅反発
  • TOPIX 1,546.5(+33.0、+2.2%)  大幅反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,004.0(▲1.8、▲0.2%)  続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,707、値下がり銘柄数:230、変わらず:64
  • 値上がり業種数:33、値下がり業種数:0

東証1部の出来高は22億4,275万株、売買代金は2兆7,569億円(概算)となり、いずれも前日より大幅に増加しました。ただ、出来高の増加の割には、売買代金の伸びが今一つだったように思われます。それだけ低位株の売買が増えたということでしょうか。

そして、NY市場の最高値更新や円安進行を受けて、日経平均株価は大幅反発となり、大発会に次ぐ今年2番目の上昇率となりました。取引時間中には一時+488円高となり、19,400円が目前に迫る場面もあったようです。日米首脳会談を控えての強い値動きは全業種に広がって、幅広く買いが優勢となりました。

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週明け13日(月)は、その日米首脳会談を受けての相場動向に注目が集まるでしょう。なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、上昇率は日経平均株価に比べてやや低くなっています。

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東証マザーズ総合指数は続落、終値では辛うじて1,000ポイントを死守

東証マザーズの出来高は4,714万株、売買代金877億円となり、いずれも前日より減少しました。大型株市場に資金が集中した影響を受け、なかなか厳しい閑散相場になっています。

総合指数も小幅ながら続落となり、大型株とは対照的でした。ただ、かろうじて終値で1,000ポイントを維持したことで、大崩れという状況は回避したようです。

アベック暴落翌日の日立と東芝に明暗、営業増益見通しでも資生堂は急落

個別銘柄では、ファナック(6954)が急騰して年初来高値を更新し、ファーストリテイリング(9983)も大場上昇となりました。また、前日に急落した富士重工(7270)も大幅反発となり、トヨタ自動車(7203)も値を戻しました。

さらに、電子部品株が堅調に上昇し、京セラ(6971)やアルプス電気(6770)が高値更新となりました。なお、前日にアベック暴落を演じた東芝(6502)は急騰したのに対して、日立製作所(6501)は小幅反発に止まっています。

一方、決算発表で公表した次期見通しが市場の期待外れとなった資生堂(4911)は急落し、ハイテク株ではジャパンディスプレイ(6740)が急落となりました。また、LIXILグループ(5938)も値を下げて引けています。

新興市場では、ドリコム(3793)とミクシィ(2121)が取引時間中に高値更新となりましたが、その後は利益確定売りに押されて急落となりました。

また、ブランジスタ(6176)やアクセルマーク(3624)も大きく値を下げています。一方、UMNファーマ(4585)が急騰し、串カツ田中(3547)も小幅ながら続伸となりました。

 

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。