「もっと貯蓄ペースを上げたい!」と思ったら
標準的な年収400万円台世帯の貯蓄状況を見る限り、毎月の固定費を払いながらも貯蓄をしている様子が伺えます。その約6割は預貯金で備えていることもわかりましたね。
今後もっと貯蓄ペースをあげたいと考えたとき、この6割の預貯金部分が重要になります。今は低金利が続くため、銀行に預けるだけでは貯金が増えません。預貯金のうちいくらかを運用してみると、お金が働いてくれる可能性があります。
ただ投資にはリスクがつきものなので、資産が減ることを懸念して手が出せない方もいると思います。
そのような方は、政府が後押しするつみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などを活用した積立投資を検討してみるのもひとつの手でしょう。
少額から始めることができ、運用益も非課税というメリットがあります。積極的に情報収集してみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況 Ⅱ 各種世帯の所得等の状況」
- 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査の調査概要」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」
太田 彩子