年金の「3階部分」を検討しよう
年金の実情を眺めてきました。2カ月に1回だけの受給で、さらに天引きされて手取りが減ることを考えると、改めて自助努力の必要性を感じた方も多いのではないでしょうか。
1月はお金の計画をたてる最適なタイミングです。1月を始期として、年間貯蓄計画を立ててみましょう。貯蓄だけでなく、時間を味方につけた「資産運用」を検討してみてもいいかもしれません。
例えば税制メリットの高いiDeCoであれば、掛け金が所得控除になり運用益も非課税です。さらに受け取るときにも税負担が軽減されるため、3階部分の年金としては検討しやすいでしょう。
もちろん、元本割れするリスクはゼロではないので、しっかり情報収集することが必要不可欠です。幅広くアンテナを張り、自分にあった貯蓄計画を立ててみましょう。
参考資料
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 日本年金機構「国民年金保険料の「2年前納」制度」
- 日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支」
太田 彩子