目的別に口座を分けて管理する
せっかく貯蓄していても、口座が同じでは途中で使ってしまい「貯まる実感」を得られません。
また、もしもの時の備えや旅行費用、教育費、老後資金などをすべて同じ口座で貯めている場合も注意が必要です。それぞれいくら貯まっているか明確にならず、貯蓄のモチベーションも上がりにくいでしょう。
貯金の目的に合わせて、複数の口座で貯蓄することをおすすめします。「もしもの備え、子どもそれぞれの教育費、老後資金」などに分けるといいでしょう。
最近では、ひとりの名義内で複数の目的別に管理できる預金専用の「目的別口座」を用意している銀行もあります。銀行によっては10個まで好きな口座を作れるので、上記の他にも「旅行・レジャー費用」「車費用(税金や車検など)」「家電購入費」と決めて分けるのもいいでしょう。
お金をきちんと貯めるには、ご紹介した3つのように貯まる仕組みを作ったり収入を色分けしたりするのが有効です。新年が始まったばかりのこの時期にご家庭に合った貯蓄法を考えましょう。
参考資料
- 内閣府「消費動向調査(令和3(2021)年 12 月実施分) 調査結果の要点」
- PRTIMES「【2022年の家計は?収入の増やし方は?】「苦しくなる」50.2%、収入増やすなら「ポイントためる」41.9%~就労志向の主婦・主夫に調査~」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2020年(令和2年)平均結果―(二人以上の世帯)」
- 内閣府「児童手当制度のご案内」
宮野 茉莉子