年が明け、4月から仕事復帰をするためにお子さんが保育園に入園されるご家庭もあるでしょう。入園準備をしながら仕事復帰後の生活をイメージし、何かと不安も抱える時期ですね。

保育園に無事入園しても、思ってもみなかった大変さはあるもの。今回は小学生から保育園の子が3人いる筆者が入園後の「保育園あるある」を3つご紹介します。

仕事をしている母は約7割

共働きが主流といわれる現代。とはいえ、いま育児をしている方の親世代は専業主婦家庭も多く、仕事と育児の両立に迷う女性もいます。

少し前の調査になりますが※、厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」より、まずは子どもがいる世帯の女性のお仕事事情を確認してみましょう。

※編集部注:2020年の調査は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。

出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

2019年に仕事をしている女性は72.4%。2004年から比べると、約15ポイント増加しています。

仕事をしている女性のうち、正規の職員・従業員は26.2%、非正規の職員・従業員は37.8%です。正社員のほうが少ないですが、やはり2004年からは約10ポイント増加していますね。

2019年10月には幼児教育・保育の無償化が始まりました。対象となるのは0~2歳児クラスでは住民税非課税世帯、3~5歳児クラスでは原則「満3歳になった後の4月1日(※幼稚園は入園できる時期に合わせて満3歳)~小学校入学前までの3年間」です。

保育料は0~2歳児クラスは原則無料、3~5歳児クラスも原則無料(子ども・子育て支援新制度の対象とならない幼稚園は月額2.57万円まで)です(※それぞれ諸条件あり)。ただ通園送迎費、食材料費、行事費等は保護者負担など、保育料以外の負担もあります。

このような制度の変化、また社会の変化もあり、今後も働くママは増えると考えられるでしょう。

それでは、入園後の「保育園あるある」を3つみてみましょう。