毎月熱を出す

いざ保育園に通いだしても、子どもが毎月熱を出して仕事を休まなければならないーこれは多くの働く親が悩むこと。元気だと思っていても急に熱を出したり、嘔吐したりと病気は予測できません。

入園したばかりの頃は子どもがはじめてかかる感染症も多く、毎月、時には月に2回熱を出すことも。ロタウイルス、溶連菌、RS、マイコプラズマ肺炎など、これまで聞いたことのない感染症もたくさんあります。

一度熱を出せば3~4日かかり、大人にうつって中には重症化してしまうものもあります。1~2年経つとだんだんと回数も減りますが、小学校低学年までは熱を出す機会は割とあるでしょう。

病気のときのスケジュールを夫婦で話し合ったり、病児・病後児保育を検討したり、信頼できる小児科医など相談場所を増やしたりしておくと安心でしょう。

焦らない、無理しない

親子ともにはじめての連続の仕事復帰と入園。「早く慣れないかな」と焦りが出たり、「もっと頑張らないと」と無理したりしがちです。

しかし何事もはじめたばかりは大変です。焦ったり無理をしたりして心身ともに疲れてしまうと、余計に悪循環になってしまいます。

まずは慣らし保育のスケジュールを確認して、仕事復帰後の1日の予定を立てること。看病時にはどうするかも前もって考えておきましょう。無理のない範囲で、はじめの頃こそ頼れるものには頼ってくださいね。

いざ仕事に復帰したら「焦らない、無理をしない」と考えて、はやる気持ちをセーブするくらいでちょうどいいかもしれません。日々の積み重ねは強いもの。親子ともに新たな生活に慣れる日はやがてくるでしょう。

参考資料

宮野 茉莉子