どんな形でお金を貯めている?

続いて貯蓄の内訳を見てみましょう。預貯金以外の貯蓄方法があるのか、あるならどれくらいの割合で振り分けているのか気になるところです。同調査からまとめてみました。

■金融資産保有世帯(二人以上の世帯)の貯蓄の内訳

※金融資産を保有していない世帯を含む

金融資産保有額平均:1436万円
・預貯金:678万円(47.2%)
 うち定期性預貯金:435万円 (30.3%)
・金銭信託:6万円(0.4%)
・生命保険:280万円(19.5%)
・損害保険:41万円(2.9%)
・個人年金保険:94万円(6.5%)
・有価証券:287万円(20.0%)
 うち債券:39万円(2.7%)
 うち株式:152万円(10.6%)
 うち投資信託:96万円(6.7%)
・財形貯蓄:41万円(2.9%)
・その他金融商品:8万円(0.6%)

■金融資産保有世帯(単身世帯)の貯蓄の内訳

※金融資産を保有していない世帯を含む

金融資産保有額平均:653万円

・預貯金:276万円(42.3%)
 うち定期性預貯金:130万円 (19.9%)
・金銭信託:4万円(0.6%)
・生命保険:55万円(8.4%)
・損害保険:6万円(0.9%)
・個人年金保険:51万円(7.8%)
・有価証券:240万円(36.8%)
 うち債券:37万円(5.7%)
 うち株式:135万円(20.7%)
 うち投資信託:68万円(10.4%)
・財形貯蓄:9万円(1.4%)
・その他金融商品:12万円(1.8%)

単身世帯も二人以上世帯も、4割以上を預貯金で備えていることがわかります。突発的な支出を想定すると、ある程度流動性のある形で残しておくと安心ですね。

次いで多いのが株や投信などの有価証券で、単身世帯の方がより高い比率となっています。子どもの教育費などを考慮しなくてよい分、攻めの貯蓄をしやすい傾向にあります。