年が明けて4月にはお子さんが入園や入学をされる時期ですね。入園・入学準備をしながら、「これを機に働き始めようかな」と考える女性もいるでしょう。

総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によれば、2020年は共働き世帯が1240万世帯、専業主婦世帯が571万世帯です。

共働きが主流の現代。とはいえワンオペ育児や実家が遠方のご家庭も多く、何より育児が大変で急にフルタイムで働くのは難しい方も多いでしょう。

実際にいまの共働き世帯で、女性の雇用形態は何が多いのでしょうか。その平均年収や貯蓄額など、共働き家庭のお財布事情にも迫ります。

共働き世帯、母の雇用形態で多いのは?

まずは厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」より、子どもがいる世帯の女性のお仕事事情を確認します。

出典:厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況」

仕事をしている女性は72.4%。27.6%は専業主婦と考えられます。

仕事をしている女性のうち、正規の職員・従業員は26.2%。非正規の職員・従業員は37.8%です。

お子さんのお世話をしたり、看病や習い事の送迎、行事への参加に通院。育児だけでも精一杯で、まずはパートから始める方もいるでしょう。