日本経済団体連合会(経団連)が2021年12月22日に公表した「2021年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)」によると、平均妥結額は82万955円(前年比5.16%減)。2年連続で冬のボーナスが減少となりました。
去年に引き続き、コロナ禍の影響を受けた2021年。特に住宅ローンや教育費等の負担が大きい40代の方にとっては厳しいでしょう。
「転職サービスdoda」がdodaエージェントサービス登録した正社員の20~65歳の男女(有効回答数約45万件)を対象に、2020年9月~2021年8月末に行った「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】(2021年12月13日公表)」によると、40代男性の平均年収は563万円です。
今回は働き盛りである40代の男性に視点をあてて、その平均年収と、平均年収を達成しやすい業種をみていきます。
年代別、日本の平均年収はいくらか
先ほどの転職サービスdodaの調査より、まずは年代別の平均年収を確認しましょう。
年代別:平均年収(男性・女性)
- 20代:341万円(363万円・317万円)
- 30代:437万円(474万円・378万円)
- 40代:502万円(563万円・402万円)
- 50代:613万円(664万円・435万円)
国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の平均年収は433万円です。
上記をみると男性が平均年収に達するのは30代。40代では年収500万円を、50代では年収600万円を超えます。
よりくわしく、国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」より年齢階層別の平均給与を確認します。
こちらは国税庁が1年を通じて勤務した給与所得者数5245万人に行った調査です。
平均年収は40~44歳男性で571万円で、45~49歳男性で621万円でした。
男性は年齢が上がるにつれて年収が上がり、55~59歳では最高で668万円になります。