老後のマネープランは早めのスタートを
ご自身の年金見込み額がわかったら、今の生活費と比べてみましょう。
不足額が出る場合は、その不足額を老後の年数分積み上げたものが「老後必要資金」となります。皆さんはいくらになりそうでしょうか?
賃貸派の場合は、老後も引き続き払っていく必要があり、老後必要資金もそれに伴い大きくなってきます。目標額を効率よく目指すには「お金に働いてもらう=資産運用」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
選ぶ資産運用の方法や、金融商品によってリスクや利回りは異なります。仮に目標額が1000万円とした場合の利回りの違いによる、目標達成期間までの違いを見ていきましょう。
月3万円を積立て、1000万円を達成するまでの期間
- 年利0.001%…27年10カ月(一般的な銀行の普通預金)
- 年利3%…20年3カ月
- 年利5%…17年6カ月
年利0.001%は普通預金の利回りですので、預金以外の方法を選ぶことで達成までの期間は大きく短縮できます。
今話題のつみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で投資ができる投資信託の中には、過去の実績で年利3~5%という商品もあります。
資産運用には元本保証がないなど、預金との違いもあります。始める前にはしくみをしっかり理解しましょう。どんな方法が自分に合っているかわからないという人は、情報収集からはじめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- BBCニュース「米ニューヨーク市警、初の女性本部長 次期市長が指名」
- 男女共同参画局「就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合(国際比較)」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 国税庁「令和2年分(2020年)分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業年報」
グイン 安季子