「年金のしくみ」をおさらい

まずは、会社員や公務員が加入する厚生年金のしくみについておさらいしておきましょう。

日本の公的年金は2階建てになっています。

「年金のしくみ」キホンをおさらい!

現役世代の働き方などにより、老後に受け取る年金は変わります。

1階部分の国民年金(基礎年金)は、日本国内に住む20歳から60歳未満のすべての人が対象です。原則20歳~60歳までの40年間、保険料かかさず納付した人は満額の年78万900円の年金が受け取れます。

学生時代などに保険料の払込を免除したなど納付期間が足りない場合、その割合に応じて将来受け取る年金額が減額される仕組みになっています。

今回のテーマである厚生年金は「2階部分」と呼ばれ、国民年金に上乗せして支給されます。

厚生年金に加入して働いていたときの勤務年数・勤務期間中の報酬月額により上乗せされる金額が変わるため、国民年金にくらべて、将来の年金受給額は個人差が大きくなる傾向にあります。