冬至に「カボチャ」を食べるのはなぜ?

JIANG HONGYAN/Shutterstock.com

  • ウリ科カボチャ属
  • 日本の主な生産地:北海道、鹿児島県、茨城県
  • 参考価格:300~400円程度(1個あたり)

ビタミンAやカロチンが多く含まれる、緑黄色野菜の代表ともいえるカボチャ。栄養が豊富で普段から風邪予防にも効果があるとされる野菜です。

冬至で食べるカボチャは無病息災を祈るもの。冬に栄養をとって寒い冬を元気に乗り切るための知恵とも言えるでしょう。

じつはカボチャは夏に収穫される野菜。あざやかなイエローや外皮の濃い緑は夏野菜ならでは。強い生命力を感じます。

カボチャは完熟すると保存が可能。収穫後、半月ほど追熟させると長期保存が可能になり、3~4ヶ月は十分おいしく食べられるようになるのです。

栄養価が高いカボチャを冬に食することで、厳しい冬を元気に乗り越えようとした先人の知恵を感じますね。

まとめにかえて

今年も残るところ、あとわずかとなりました。年の瀬の忙しい時だからこそ、体調にも気をつけ、来年への思いを馳せる日にしたいものです。

日本の伝統文化に親しみながら、冬至を過ごしてみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部