自分に合った「お金の育て方」を見つけるために

「男女の役割の差」は、ひと頃よりも小さくなっていますね。管理職に登用される女性が増えたり、男性が育児休暇を取得したり……などもその好例でしょう。

収入や家事負担など、日々の暮らしで感じる「男女格差」は、この先さらに縮まることも推測されます。将来の年金受給額もしかり。

ただし、いまの年金水準がこの先ずっと続くかどうかは分かりません。高齢化が進み、年金制度の支え手である現役世代が減っていくことを考えると、今より年金額が下がる可能性はあるでしょう。

年を重ねることで健康面での不安も増えます。さらに、自然災害や感染症など「想定外のアクシデント」がいつ私たちの暮らしを襲うか分かりませんね。

公的年金「だけ」に頼る発想ではなく、自分で老後資金をしっかり作る意識を持っていたいものです。

ねんきんネットやねんきん定期便などで、将来の受給見込み額を把握してみましょう。「老後の資金」に不安がある方は、早めの対策をスタートしましょう。

参考資料

宮内 勇資