年金だけに頼らない!「老後対策」はしっかりと
毎月の給料やボーナスからも天引きされる厚生年金保険料。手取りが減るのは憂鬱ですが、それが将来の年金になります。
これからは「人生100年時代」ともいわれるように、私たちの老後は長いです。「何年生きるかわからないけれど、生きている限りは受け取れる」そんな年金制度は、老後を支えてくれる頼もしい収入源になるでしょう。
ただし、年金だけで生活できるのかと言えば、話は別です。
今の平均は月額約14万円ですが、今後も同じ水準とは限りません。むしろ高齢化社会が進むにつれ、減る可能性があります。年金に頼りすぎることなく、自分で資産をつくることも大切です。
毎月の家計に余裕があるなら、その分を老後の貯蓄に回してもいいでしょう。
しかし教育費や住宅ローンの返済で、あまり余裕がない家庭も多いです。
月々の家計から捻出できるのが少額なら、「その分には絶対に手をつけない!」という意思で別口座に貯めていけるといいですね。自動積立定期預金を利用してもいいですし、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で運用する方法もあります。
資産運用でいえば、つみたてNISAも少額から始められるメリットがあります。自分に合う方法は、働き方や家族構成、今後のライフプランなどでも変わるもの。お金の情報はたくさん発信されているので、積極的に情報収集してみましょう。
参考資料
- 帝国データバンク「2021年冬季賞与の動向調査」
- 日本年金機構「国民年金保険料の額は、どのようにして決まるのか?」
- 日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業年報」
- 日本年金機構「令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和3年度版)」
LIMO編集部