もうすぐクリスマス。サンタさんを心待ちにしていた、幼いころの記憶がよみがえる季節です。

リタイヤ世代のみなさんの中には、お子さんやお孫さんと温かいひと時を迎える人も多いでしょう。

そんな老後の暮らしをイメージするうえで、まず把握しておきたいのが「お金のこと」。会社員が受け取る「厚生年金」の平均月額は14.4万円ですが、現役時代の年金加入状況などにより実際には人それぞれです。

今回は、厚生年金の受給事情を「平均からは見えにくい部分」に着目しながら眺めていきます。老後に向けたお金の準備(※編集部注)についても考えていきます。

【※参考記事】【iDeCo】10年で資産残高1000万円を超えた人はどんな運用をしている?

年金のしくみをおさらい

さいしょに年金制度を簡単に整理します。

働き方によって、加入する年金が変わります

老後の受給額も人それぞれです

日本の年金制度は2階建て構造になっています。

1階部分は国民年金です。日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入します。2階部分は厚生年金です。会社員や公務員が国民年金の上乗せとして加入するものです。