ワーママのリアルな本音1位「時間に追われる」
主に女性が子どものお世話をする日本では、ママが働こうとすると、まずは誰かに子どもを預かってもらう必要があります。中には働きたくてもお金がかかるので断念されていた方もいるでしょう。幼保無償化制度は子育て家庭において有難い制度だといえます。
一方で、お金の心配がなくなれば女性は働きやすいかというと、そうとは言い切れない面もあるでしょう。
女性のための転職サイト『女の転職type』が2021年5月14日~5月27日に女の転職type会員666名(ワーママ26.4%・ワーママ以外73.6%)に行った調査「第27回 ワーママってどう? 」(2021年6月23日公表)によると、現在の仕事の満足度について「かなり満足」「やや満足」と答えたワーママは34.7%でした。
ワーママ以外の18.3%と比較すると、ワーママの仕事に対する満足度は約2倍です。
一方で、「ワーママが実際に大変なところ(大変そうに見えるところ)」の回答をみてみましょう。
最も大変なのが「時間に追われること」でした。筆者も保育園と小学生の子がいますが、朝はすべての準備を済ませて保育園まで送り、仕事が終わった後に迎えに行き、帰宅後は家事育児をしながら21時までに子どもを寝かしつけるとなるとバタバタです。
前もって便利家電を取り入れる、帰宅後の計画を立てる、休日にできる家事は休日にするなどの工夫を考えておきたいですね。
2番目に「周囲に気を遣わせる」5番目に「勤怠が乱れやすい」があがりました。保育園に入園して1~2年くらいは、毎月、時には月に2回熱を出すなんてよくあることです。仕方がないこととはいえ、度々休みをとることに申し訳なく感じるママは多いでしょう。
「給料が上がりにくい」「やりたい仕事ができない」「昇進・昇格しにくい」といった、仕事に対する大変さもあがりました。復帰したばかりでは時短勤務などが多いため、このような悩みも見られるようです。