「シニアライフ」にはお金がかかる!?

ゆたかな老後生活というと、みなさんはどのような暮らしをイメージしますか。何かとお金がかかるシニアライフ、その中でも「住まい」にまつわる出費はインパクトがある金額ではないでしょうか。

住み慣れた我が家でずっと暮らしたい、子ども世帯とスープの冷めない距離に住んで交流を持ちたい、海外に移住して余生を楽しみたい……、と人それぞれでしょう。

「終の棲家」の選び方は人それぞれですが、その選択肢のなかには、老人ホームなどの高齢者向け施設、シニア向け分譲住宅なども考えられそうですね。

施設や物件の立地、サービス内容によって必要となる資金はまさに「ピンキリ」。健康状態・ライフスタイルなどを考えて選んでいく場合、ひとり分で1000万円を超えるケースなども多いでしょう。

ちなみに、LIFULL介護の「老人ホームの費用相場」のデータをもとに、高齢者施設の老人ホームの平均入居期間である「5年間」に必要な費用を計算すると以下のようになります。

  • 有料老人ホーム…約1900万円
  • サービス付き高齢者向け住宅…約1000万円

夫婦でそれぞれが有料老人ホームに入居した場合、必要となる費用を単純計算すると3800万円ですね。標準的な世帯が「すぐに」準備できる金額とは言いがたいでしょう。

理想の老後は人それぞれですが、どのくらいお金が必要になるかはなかなか予測がつきにくいものです。現役時代のころから、老後を見据えた資金作りを意識していけると理想的ですね。