「ワールド9チーズ・クワトロ」は、世界を代表する9種類のチーズを使った4つの味のピザが楽しめるドミノ・ピザの期間限定商品です。

9種類のなかには、エグモントチーズという二ュージーランド産のチーズが入っています。上記のピザでは、このチーズを使い、国民食ともいえるミートパイ風に仕上げられています。

エグモントチーズは、言わずと知れた酪農大国ニュージーランドのバラエティに富んだ数々のチーズの1つなのです。

日本人好みの味、エグモントチーズ

ニュージーランドでは、40のチーズ生産者が300種類のチーズを作っています。チーズの歴史は、移民の歴史とも言えます。英国の植民地として始まったこの国では、英国に輸出するためにチェダーチーズが最初に作られました。

オランダからの移民はゴーダやエダムを、フランスの移民はカマンベールやブリーを、イタリアからの移民はモッツアレラチーズを……といった具合に、各々の原産国の伝統を受け継ぎつつ、ニュージーランドのチーズ製造業は発展してきました。

2001年には国内の二大乳業協同組合が合併し、フォンテラ社になりました。国内にある企業の中で最も規模が大きく、酪農家1万戸が所属しています。乳業メーカーとしても、その規模は世界でも5本の指に入る規模です。

ドミノ・ピザで紹介されたエグモントチーズは、このフォンテラ社のブランド「Mainland(メインランド)」のうちの1つです。チェダースタイルのチーズで、なめらかな食感と、少し甘く、ナッツのような味わいがあります。

ほかの味とよく調和すると言われ、さまざまな料理に使えます。ドミノ・ピザでは「日本人好みのもの」を厳選し、9種類のチーズを選んだそう。確かにエグモントチーズのマイルドな味わいは、日本人の味覚にぴったりといえるでしょう。