「自分で年金を作る」時代に

国民年金(基礎年金)・厚生年金の受給額事情に触れたあと、現役世代の働き方と「夫婦の老後の年金額」の関係にフォーカスしました。

厚生年金に加入するメリットは、老齢年金額の底上げだけではありません。遺族年金・障害年金などの上乗せや、傷病手当金など、ご自身と家族の暮らしに、より手厚い保障が期待できます。

「年金面」だけにこだわって仕事選びをする必要はありませんが、頭の片隅に入れておいていただければと思います。

また、夫婦世帯に限らず「老後資金の準備がまったく必要ない」という世帯はごく少数でしょう。

教育費や住宅資金とは異なり、老後資金はどのくらいを・いつまでに貯めればよいのか目標設定がしにくい項目ですね。

預貯金をしっかり確保することも大切です。さらには、資産運用で「お金に働いてもらう」発想も持ってみてもよさそうです。iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)、つみたてNISAや、個人年金保険などをじょうずに組み合わせていけるとよいですね。

ご自身に合うマネープランは、金融商品や運用スタイルをしっかり吟味するところから始まります。まずは情報収集からスタートしてみませんか?

参考資料