2016年の中古マンション市況は価格が上がったり下がったりと落ち着かず、なかなか先の動向が読みづらい一年だったのではないでしょうか。
「結局、この1年でマンション相場は上がったの?下がったの?」という疑問にお応えし、この度マンションサプリでは、2015年12月から2016年12月の平均㎡単価の上昇率を東京23区別に比較しランク付けしてみました。
※調査の対象は、相場情報サイト「マンションマーケット」に掲載されている中古分譲マンションです。
※ランキングに用いたデータは、区ごとの2015年12月の平均㎡単価と、2016年12月21日時点の平均㎡単価から上昇率を算出したものです。
調査結果
第1位は「足立区」!
“相場上昇”というと、港区や中央区などの都心エリアを想定した方も多いのではないでしょうか?足立区は2016年12月の平均㎡単価が33.7万円で、23区内で最も低い価格であることからもわかるように、あまり高額なマンションがあるイメージはあまりありません。価格の「上昇率」で比較すると107.32%で第1位に輝きました。
▼ここでいくつか足立区の価格上昇率が大きなマンションをご紹介!
1.ジェイシティ北千住ステーションテラス「119.9%」
足立区千住にある「ジェイシティ北千住ステーションテラス」。2015年12月から2016年12月の平均㎡単価を比較すると「2015年12月63.2万円→2016年12月75.8万円」と10万円以上も増加、119.9%の価格上昇率!
2.サンクレイドル千住大橋「117.9%」
足立区千住河原町にある「サンクレイドル千住大橋」は「2015年12月44.7万円→2016年12月52.7万円」と価格上昇率は117.9%、昨年より約8万円プラスの㎡単価となっています。
3.ローヤルシティ梅島「118.1%」
足立区梅田にある「ローヤルシティ梅島」の平均㎡単価の動向は「2015年12月45.2万円→2016年12月53.4万円」と118.1%の上昇率!
第1位から第7位まで「城東エリア」と「城北エリア」が占める
1位足立区・2位荒川区・3位台東区・4位墨田区・7位葛飾区は「城東エリア」、5位文京区・6位板橋区は「城北エリア」と、都心から少し離れたエリアがランキング上位にランクインしています。「千代田区」や「港区」のような都心エリアは価格が高額なため常に注目を浴びやすいエリアですが、上昇率で比較すると「相場ランキング」と打って変わって、普段はあまりスポットライトが当たらない都心以外のエリアがランキング上位となる、面白い結果となっていますね。
23区すべてのエリアが前年比増!
区によって差はあるものの、見事、東京23区すべてのエリアの平均㎡単価が比較前年同月比増という結果に。2015年の価格高騰時の急激な価格の伸びが、現在も影響を残しているマンションも一部にはあるかもしれませんが、現在は下降気味のマンションも少なくありません。2017年、不動産市況がどのように変化するのか今後も注目ですね。
マンションサプリ