【基礎年金＆厚生年金のリアル】来年こそ始めたい「老後の資金計画」まずは年金額の把握を

個人差大きい厚生年金。みんなの受給額のリアルをのぞく！

厚生年金の受給額についても見ていきましょう。

厚生年金保険の被保険者は第1号から第4号に区分されます。今回は、民間企業の会社員が区分される「厚生年金保険第1号被保険者」の年金月額を深掘りします。

※厚生年金保険（第1号）の年金月額には、基礎年金の月額も含まれます。

会社員が受け取る厚生年金の月額平均は、男女間で約6万円の差があります。

女性は結婚や出産を機に家庭に入ったり、仕事をペースダウンされる方が多いでしょう。会社員として働く期間は、男性と比較すると短くなりがちです。

厚生年金保険料を納める期間や、キャリアアップをして年収を上げる機会もおのずと少なくなりやすいため、厚生年金の受給額も男性より低めとなるわけですね。

ただし、こちら年金額は「いまのシニア世代」が受け取っている金額。男性と肩を並べて働く女性が増えるこんにち。いまの現役世代が年金世代となるころには、この男女差もだいぶ解消されていることが推測されますね。