国家公務員で退職金2000万円以上は3割？

老後は2000万円あれば大丈夫？

では「退職金2000万円」があれば、老後は安心して生活できるものなのでしょうか。

2000万円と言えば、2019年には金融庁のレポートを発端に広まった「老後2000万円問題」が大きな話題になりました。

これを参考に見てみると「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯」では、65歳から95歳までの30年間に年金収入だけでは生活費が2000万円不足する、という試算が出されています。

▲5.5万円×30年間＝▲1980万円（約2000万円）

あくまでモデルケースなので、全員に当てはまるというわけではありません。

しかしながら、老後の住まいを賃貸で考えている方や介護が必要になった場合などは、上記のモデルケース以上に出費が増えることが想定されます。

ゆとりある老後生活をおくるためには、見込みの年金額と老後の必要額、ご自分の退職金などを、現役時代からしっかりと把握して、資金計画を作っておくことが重要になるでしょう。