エンドウ豆の水やり

プランター栽培の場合は、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。

地植えの場合は、苗が根付くまでは水やりをしますが根付いてからは自然降雨だけでかまいません。

水をあげすぎると根腐れの原因になります。乾燥がひどい時のみ、暖かい日の午前中に水をあげてください。

エンドウ豆の肥料

マメ科のエンドウは根に共生する根粒菌の影響で、養分であるチッソを作り出すことができます。そのため、他の野菜と比べ、肥料はそれほど必要ありません。

プランターの場合は、花が咲き出す春から追肥をおこないます。肥料の規定量をあげるとよいでしょう。

地植えの場合も春からの施肥で大丈夫です。2月下旬~3月上旬から1ヶ月に1回、化成肥料を追肥します。追肥の量は通常の野菜と同じです。

エンドウ豆の白い花(Yana UNY/Shutterstock.com)

エンドウ豆の寒さ対策

エンドウは寒い冬を越えて成長するので、寒さ対策が必要です。

プランターの場合は、寒風や霜にあたらない、陽当たりのよい場所で育てるようにします。風よけに防虫ネットなどをかけてしのいでもいいでしょう。

地植えの場合は、防虫ネットでトンネルを作ってあげると、虫対策と強風や寒さ対策になります。また、エンドウの株もとに、もみ殻パークかわらを敷くと霜を防いでくれます。

エンドウ豆の病害虫対策

葉に白い線を描いたような模様を見つけたら、エンドウの天敵ハモグリバエがいる可能性があります。見つけたらすぐに駆除しましょう。葉全体に広がっているなら、葉ごと処分します。

白い粉をまぶしたような斑点ができるうどんこ病や、株上部が黄色く枯れてしまう立ち枯れ病などにも注意しましょう。他の部分にうつらないよう、該当部分を処分したり薬剤散布等で対処して下さい。

エンドウ豆の誘引(支柱立て)

春になってつるが伸びてきたら株のわきに支柱を立てます。

プランターの場合、葉茎の広がりを抑えるためにも、株のわきやプランターに沿って支柱を立てます。4~6本程度をしっかり立てて、20~30センチ程度の間隔でひもを張って囲みます。

地植えの場合は、株から10~15センチほど離れたところに150~180センチの支柱を50センチ程度の間隔で立てていきます。横は30センチ前後の間隔をあけてひもを張って囲んでいきます。

支柱が立ったら、つるをひもなどでくくって誘引しましょう。