エンドウ豆の育て方

エンドウの栽培は、水はけが良く日当たりが良い場所が適しています。根腐れを起こすこともあるので、株もとの水はけや風通しには気をつけましょう。

また、エンドウ類は連作障害が出やすい野菜。連作障害とは、同じ科の野菜を連続して栽培することで、その科特有の病害虫が発生しやすくなったり、土の養分バランが乱れてしまったりすることです。

連作障害を避けるために、マメ科植物を5年程度育てていない場所、あるいは土を選ぶようにしましょう。生育不良を避けることができます。

鉢植えの豆(Ssirounarev/Shutterstock.com)

エンドウ豆の土

プランターで育てる場合は、市販の元肥入りの野菜用培養土を使うと手軽で便利です。

地植えで育てる場合、エンドウは酸性寄りの土壌を嫌うため、植え付けの2週間ほど前までに土壌をアルカリ性寄りにするために苦土石灰を混ぜ込みます。

元肥の化成肥料は50グラム(1平方メートルあたり)で、通常の野菜の半分が目安です。また、リン酸肥料を加えると根やさやの生育がアップします。

エンドウ豆の植え付け

エンドウは12月頃までに種まきをして育てますが、ポットである程度苗が育ってから定植するのが一般的です。初心者の場合は、市販の苗から育てるのも良いでしょう。

プランター栽培の場合、苗はつるなし種を選ぶとコンパクトに育てられます。畑ではつるあり種がオススメです。

また、植え付ける苗は幼苗が適しています。大きすぎても小さすぎても、冬をうまく越すことができません。できれば20センチ以下の苗を植え付けるようにします。

プランター栽培の場合は、深さ30センチ程度、幅70センチ前後のプランター、あるいは8号サイズの鉢で育てましょう。この大きさで苗を2~3株植えられます。

地植えの場合は、土作りを済ませた場所に幅60センチ程度の畝を作り、株間30センチほどあけて植え付けます。

植え付け後はたっぷりと水やりをします。