就職活動から始まる就職は人生に追って大きなライフイベントであるというのは誰にとっても同じでしょう。2023年卒の学生の皆さんも、来年の春から始まる本格的な就職活動を前に、業界研究や企業研究にいそしんでいることかと思います。

今回は、そうした厳しい就職活動を経て、人気ランキング上位に就職をした男女に有名企業や大企業に就職した方に、「入ってよかったこと、悪かったこと」を中心にインタビューしてみました。

人気企業や大企業に入ってよかったこと

地方出身で都内の私立大学から就職人気ランキングでも毎年上位にランクインするグローバルでみても大手企業に入社したAさん。

Aさんは人気企業に入社して、どんな点をよかったと感じたのでしょうか。

「今思えば、基本的に優秀な上司や同期が多かったですね。仕事に関しても、細かな点まで厳しい上司や先輩もいましたが、その様子を見て周りがフォローしてくれたりして、自分が思ったよりも成長できた感じがします。理不尽なことを言われてトイレで泣いた記憶もありますが、今となってはよい思い出です」

大企業に入社するメリットとしては「ネットワーク」を挙げる人も多いですが、この点についてはどうだったのでしょうか。

「いわゆる総合職の同期は150人くらいだったのですが、多くもなく少なくもなくという感じで、みんな研修でよく知っている状況でした。最初の配属でみんな全国にばらばらになるのですが、(コロナ前の話ですが)事ある度に飲み会をして、お互いの近況をアップデートしていました。それぞれが仕事でのポジションも上がっていく中で、つながりがあれば話が早いことも多く、『ああ、大企業の仕事って、こういう関係が大事なんだなぁ』と実感したことも多々あります」

「私はその後、新卒で入社した会社を転職してしまいましたが、その後もジごとで接点があることもあり、同期に相談をすると話が早いことも体験しました。この時に大企業のネットワークの強さも体験しました。はっきり言って、大学での先輩後輩のつながりよりも、仕事での先輩や同期のつながりの方が価値はあると思います」