野良猫は具体的に何が問題なのか

では、野良猫は実際にどのような問題を生んでいるのでしょうか。一般的には、野良猫が繁殖することで猫が増え、あたりに糞や尿をまき散らすことが問題になりやすいです。

以前の記事でも言及した通り、猫の尿の臭いは強烈なので、トイレを管理できない猫の数が増えるほど、具体的な問題になると考えられます。

東京都の「『飼い主のいない猫』との共生をめざす街ガイドブック 問題解決の ABC(平成30年度改定版)」によると、

過密都市東京において、猫を屋外で飼うことは、交通事故や、感染症の罹患、猫同士のけんかによる負傷など、猫にとっての危険だけでなく、糞尿被害等の近隣への迷惑を引き起こすことにも繋がる

と記載があり、主だった近隣への被害としては糞尿被害があげられています。各自治体の野良猫対策のページでも糞尿被害についての言及があるので、野良猫による最もメジャーな迷惑行為が「糞尿被害」と言っても良さそうです。