2021年11月18日に行われた、株式会社コメ兵ホールディングス2022年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。

スピーカー:株式会社コメ兵ホールディングス 代表取締役社長執行役員 石原卓児 氏

目次

石原卓児氏: ただいまから、2022年3月期第2四半期の決算説明をいたします。コメ兵ホールディングス社⻑の石原です。今回も録画の配信とさせていただきました。何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。それでは第2四半期決算の内容についてご説明いたします。

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2022年3月期 第2四半期累計 サマリー

はじめに、第2四半期の業績についてご説明します。第2四半期累計実績は、前年同期比で増収増益となりました。出店及び買取イベント等により個人買取が好調です。KOMEHYOの買取専門店は14店舗が出店しました。

ブランド・ファッション事業の法人販売が好調に推移しています。2021年10月末で、AI真贋・型番判定を買取専門店47店舗へテスト導入が完了しています。

通期業績計画は、2021年8月から変更ありません。今期はインバウンド売上を見込まず 、新市場区分の選択・申請については、東京証券取引所「スタンダード市場」を選択・申請しました。

景気動向:コロナの影響継続

上期も新型コロナウイルスの影響を大きく受けた半年でした。

損益計算書の概況

第2四半期の業績は、売上高が前年同期比147.1パーセント、306億3,500万円、営業利益11億1,000万円、経常利益11億2,500万円、親会社株主に帰属する四半期純利益7億2,200万円です。

営業利益等、各利益は大幅な増益となりました。その主な要因としては、ブランドファッション事業での売上高の増加が大きく寄与しています。また、販管費は第1四半期、第2四半期累計で約113.8パーセントとなり、売上高や売上総利益の伸びより抑えられています。

営業利益 増減要因(2Q累計前年同期比)

営業利益については、第2四半期累計で、前年同期と比較し、20億6,600万円増加しました。内訳は、売上高増加の影響で約24億8,600万円のプラス、売上総利益率上昇の影響で4億4,000万円のプラス、販管費増加の影響で8億6,000万円のマイナスです。

販売費及び一般管理費の推移(2Q累計前年同期比)

第2四半期累計の販管費及び一般管理費については、通常営業のため、給与手当等の人件費が4億1,600万円増加しました。また地代家賃等の一般管理費が2億7,200万円増加、広告宣伝費等の販売費が1億7,100万円増加しました。しかし、販管費率は23.1パーセントに低下しています。

営業外損益/特別損益

営業外損益等については、営業外収益は為替差益等により4,300万円、営業外費用は支払利息等により2,800万円となりました。また、特別利益は助成金収入等により1,700万円で、特別損失は臨時休業による損失等により1,500万円を計上しています。

貸借対照表の概況

貸借対照表については、前期末と比較すると、コロナ禍に備えた手元現金を減少させ、個人買取の好調により年末商戦に向けた商品が増加しました。売上回復に合わせた在庫確保を進める一方で、商品鮮度や回転を意識し、在庫効率の向上に努めています。なお、総資産は1,300万円縮小し373億8,800万円となりました。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローについては、年末商戦に備えた商品の増加等により、営業キャッシュ・フローは15億300万円のマイナスとなりました。また買取専門店の出店などに投資したため、投資キャッシュ・フローは2億8,800万円のマイナスです。なお、手元資金の正常化に向けて借入金を返済し、財務キャッシュ・フローは9億1,200万円のマイナスになりました。

事業セグメント別の概況

事業セグメント別の概況について、ブランドファッション事業は、第2四半期累計の売上高は約289億円、営業利益は10億4,200万円です。

タイヤ・ホイール事業は、第2四半期累計の売上高は約16億5,400万円、営業損失5,600万円で前年同期と比べて赤字幅が縮小しています。

総流通量(GMV) (連結)

総流通量(GMV)については、上期は売上高の回復と法人向けオークションの出来高の増加により、2期前と比較しても増加しました。

今後も個人のお客様向けの小売と、法人のお客様向けのオークションビジネスを核に、GMVの拡大を図っていきます。

連結売上高の内訳(小売・海外)

連結売上高の内訳については、小売は全体の49パーセント、法人販売等は51パーセントを占めています。グループ全体で小売と、法人向けオークション等の法人販売とのハイブリッドで、バランスが取れていると評価しています。

また、海外の売上高は全体の11パーセント、国内の売上高は89パーセントを占めています。今後はグローバル展開に注力し、海外の構成比の拡大を目指していきます。

連結売上高と売上高総利益率の推移

連結売上高と売上高総利益率の推移について、ご説明します。

当社グループの季節変動要因として、売上高総利益率は年末商戦で小売構成比が高まる第3四半期が上昇しやすく、第2四半期と第4四半期は在庫の見直しのため下降する傾向があります。

個人買取額(グループ合計)

グループ全体の個人買取については、第2四半期累計で前年同期比188パーセントの約153億円となり、過去最高額を達成しました。既存店およびKOMEHYOの買取専門店の出店と、買取イベント「KAITORI GO」の開催、お一人あたりの買取金額の上昇等で好調に推移しました。

今後も、お客様が安心して買取体験をしていただけるよう、個人買取に注力していきます。

法人向けオークションの出来高

オークション事業については、「KOMEHYOオークション」とK-ブランドオフが主催する「Japan Brand Auction」を運営しています。上期の出来高は合わせて167億円です。

オンラインオークションとリアルオークションを、名古屋と金沢と東京のエリアで補完しながら、会員企業数と出来高の拡大を目指しています。なお、「Japan Brand Auction」の出来高は過去最高を記録しています。

EC関与売上高(コメ兵)

KOMEHYOのEC関与売上高については、個人買取の好調により商品が充実したこと、ECリプレイスやコンタクトセンターの強化等により、小売に占めるEC関与売上高であるEC関与率は、前年同期比で5ポイント上昇し、46.1パーセントになりました。目標であるEC関与率50パーセントに向けて、順調に進んでいます。

店舗展開:グループ全店116店舗(‘21.9現在)

続いて、第2四半期の取り組みについて、ご説明します。店舗展開については、上期は、KOMEHYOの買取専門店を14店舗出店しており、9月末の店舗数は、国内と海外を合わせて合計116店舗となりました。KOMEHYOは買取専門店を、K-ブランドオフは買取専門店のFC展開を積極的に推進しています。

上期出店実績(コメ兵)

KOMEHYOの上期出店実績については、第2四半期3ヶ月におけるKOMEHYOの出店数は6店舗となり、上期の累計出店店舗数は14店舗です。年間30店舗の買取専門店の出店目標に向けて順調に進捗しています。

人材育成(コメ兵①)

KOMEHYOの人材育成についてご説明します。年間30店舗の買取専門店の出店を支える「鑑定士育成」は、1人で複数の商材を担当できるよう、教育に注力しています。お客様に対する「接遇研修」と宝石等の1つの商材の「専門商材の研修」で、1商材を鑑定できるスキルを身に着けます。その後、時計やブランドバッグ等の商材を鑑定できるように育成しています。

人材育成(コメ兵)②

宝石等、1つの専門商材をマスターした後に、時計等の他商材を習得して複数の商材を見極めることができる鑑定士は近年増加しています。現在、その構成比は鑑定士全体の2/3以上を占めるまでになりました。

AIによる真贋判定・型番判定

買取専門店の出店を支える「AIによる真贋・型番判定」は、テスト導入が進んでいます。今期中にKOMEHYO全店舗への導入を目指しています。AI導入の目的は、お客様とのコミュニケーション向上、偽物の流通排除、鑑定士の育成時間短縮、グローバル展開、FC展開です。

前期から継続して取り組むOMOの強化(コメ兵)

KOMEHYOのOMOの強化については、「お買い物でご利用」と「買取でご利用」を合わせてお客様のLTV向上のため、KOMEHYOでは前期から継続して取り組んでいます。Web接客、買取と販売の予約、One to One接客、CX戦略、SNS、コンタクトセンター、メンバー登録、ライブコマースの8つでOMOを強化しています。

商品振り分けイメージ(コメ兵)

KOMEHYOの商品振り分けイメージについてご説明します。仕入と販売にはそれぞれ個人のお客様と法人のお客様の経路があります。店舗や宅配等で個人のお客様から買取をする商品の構成比は金額ベースで75パーセント、法人仕入では25パーセント程度です。

個人買取と法人仕入で仕入れた商品は、商品センターで品質チェックや値付け、どの販路に乗せるか等の判断を行います。 小売向きの商品は小売に、 小売に適さないものや在庫過多、相場リスクのあるものは法人販売に向けています。

サステナブルな取り組み(コメ兵)

KOMEHYOでは、良質をつないでいくためのサステナブルな、さまざまな取り組みを行っています。

「ヴィンテージ商品の期間限定POPUP」や、買取りしたジュエリーのうち、石の品質は高いもののデザインが古く再生が難しいものを、新品の枠と組み合わせリメイクする「リメイクジュエリー」、商品化が難しい状態の靴をレストアする「ドレスシューズの再生」 等に取り組んでいます。

近年は、サステナブルな取り組みを評価する方が多く、大手百貨店の店内で販売イベントを開催したり、名古屋の学校法人とコラボし、リメイクジュエリーを制作・販売する等、提携先が広がっています。

法人向けオークション(KOMEHYOオークション)

KOMEHYOオークションについては、創立10年目の節目を迎えて、9月にロゴマークを一新しました。今期中に会員企業様向けサイトをリニューアルする予定です。

スライドに記載している4つのポイントで会員企業様の利便性を向上させることにより、会員企業数と出来高の拡大を目指していきます。

海外(SAHA KOMEHYO (タイ))

海外の取り組みについて、タイのバンコクでは、コロナ禍が収束に向かうと同時に人流が回復しています。 パートナーとの良好な関係性をベースに、現在「KOMEHYO@セントラルワールド」と 「KOMEHYHO@セントラルバンナー」の2店舗体制から、出店を拡大する方針を決定しました。

タイヤ・ホイール事業(クラフト)

タイヤ・ホイール事業については、ホイール・用品等のカスタム需要を取り込み、四駆・SUV専門店「URBAN OFF CRAFT」が引き続き好調に推移しました。高価格帯のアルミホイールを販売注力商材に設定し、実車測定など1台ずつお客様のご要望に合わせた接客や、取付ナット・アライメント・新色のホイール等の提案が奏功しました。

株主還元

株主還元については、この中間期で配当金は12円、期末配当金は現時点で12円、通期で24円を予定しています。この2年は減配していますが、今後は安定的な増配を目指していきます。

以上で、株式会社コメ兵ホールディングスの2022年3月期第2四半期決算の説明を終了いたします。 ありがとうございました。

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