2021年11月15日、俳優の菅田将暉と女優の小松菜奈が結婚を発表したと報じられました。ビッグカップルの誕生に喜びの声が多くあがっています。

2021年11月15日に公表された、明治安田生命が全国20~79歳の既婚男女1620人に行った「『いい夫婦の日』に関するアンケート調査」によると、結婚式費用の全体平均は244万4558円、新婚旅行費用の全体平均は59万4974円、婚約指輪・結婚指輪費用の全体費用は33万5427円。

それ以外にも新居の準備や引っ越しなどお金のかかる結婚ですが、結婚する人に向けた公的制度「結婚生活助成事業(結婚助成金)」についてご存知でしょうか。結婚助成金は結婚する人の新生活を支援する制度で、2021年4月1日より一部条件が緩和されています。

今回はコロナ禍における結婚にまつわる費用を確認しながら、結婚助成金の詳細について確認しましょう。

コロナ禍の結婚にまつわる費用はどれくらい?

結婚にまつわる費用はどれくらいかかるのでしょうか。まずは先ほどの明治安田生命の調査より、新婚夫婦(2019年10月以降に結婚した人)の結婚式と新婚旅行費用をみていきます。

新婚夫婦(2019年10月以降に結婚した人)の結婚式・新婚旅行費用

  • 結婚式費用:242万943円
  • 新婚旅行費用:40万3306円

新婚ではない夫婦(2019年9月以前に結婚した人)と比べると、特に新婚旅行費用は20万6820円も低くなっています。コロナ禍の影響により新婚旅行を控える動きが見られましたが、それでも結婚式と新婚旅行におよそ300万円かかります。

新生活はじめるにあたり、新居への引っ越し費用も必要でしょう。引っ越しとなれば敷金・礼金や引越し費用などがかかります。

引っ越しに合わせて、家具や家電などを購入する方もいます。2021年3月23日に公表された、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営するブライダル総研が全国の女性20歳~49歳のうち、直近1年以内に入籍した方(初婚、再婚含む)4127人に調査した「新婚生活実態調査2020」より、「インテリア・家具・家電」の購入者の割合と平均金額を確認しましょう。

インテリア・家具・家電の購入者の割合と平均金額

  • インテリア・家具:購入者の割合は55.8%。金額の平均額は31.5万円。
  • 家電製品:購入者の割合は57.6%。金額の平均額は37.8万円。

※新婚生活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)

インテリア・家具、家電製品をあわせると、平均69.3万円です。

中でも「家電製品」の購入平均額は、3回の調査の中で最も高くなっています。同調査では新型コロナウイルス感染症流行拡大により、「自宅で快適に過ごしたい」と思うようになった人は84.6%。おうち時間を充実させるためにも家電へかける費用が上がっています。

結婚式をして、新婚旅行をして、新生活をはじめてとなると、まとまった金額が必要になるでしょう。こうした新生活を支援する制度として「結婚生活助成事業」、いわゆる結婚助成金があります。