未就学児にかかる育児費用・教育費用はそれぞれ月5万円前後

では実際に、月々の育児や教育費用はどれくらいの負担があるのか見ていきましょう。

松井証券が小学生未満の子どもがいる共働き世帯や夫婦の全国の20~50代の男女合計700名を対象に行った<「育児・子育て」に関する実態調査>(2021年9月28日)によると、『現在のあなたのご家庭の育児・教育費用について、実際にかかっている1ヵ月あたりの平均金額』は、「育児費用:月5.6万円」、「教育費用:月4.7万円」(平均値)。

※育児費用…乳幼児の子どもにかかる食費、日用品費、被服費、医療費、保育費など
※教育費用…乳幼児~学童期までの子どもにかかる塾や習い事など
※松井証券株式会社調べ

未就学児はそこまでお金がかからないという意見もありますが、それでも月にこれほどの育児・教育費負担があります。

また、教育費用の貯蓄額については全体平均で「月3.9万円」。子どもの年齢区分では「3歳未満:月4.6万円」、「3歳以上6歳未満:月2.9万円」、「6歳以上12歳未満:月3.7万円」(平均値)と、月約4万円の貯蓄をしている家庭が多いようです。

日々の生活費にあわせて育児・教育費用に貯蓄、さらに住宅ローンの支払いなども重なると、子育て世帯の出費の多さを改めて感じます。