尿量・体重を計れるトイレも

猫の排泄物は水に流せないので、必然的に猫トイレも「いかにうんちやおしっこを隠せるか」「臭いを防げるか」にフォーカスしたものになっていきます。猫のトイレは、排泄物を受け止めるトレーの上に、猫が隠れるくらいのプラスチックのカバーをかけているものが主流です。

猫トイレの理想的な置き場は、基本的には「室内の風下」です。風上に置いてしまうと猫の尿の臭いなどが家じゅうに流れ込んでくるからです。ただ、猫トイレはそれなりに場所をとるので、置き場所も限られてきます。猫トイレを置けるだけの広さがある場所のうち、臭いがこもりにくく、換気しやすい場所を選ぶのがお勧めです。

システムトイレ下部のトレーにトイレシートを敷き、トイレシートの上に重なる網部分に、猫砂を敷いて使います。猫砂の量は多い方がおすすめです。我が家では、消臭効果があり、毎回取り除かなくてよいシリカゲルの猫砂を使っています。

近年は「全自動猫トイレ」も登場してきています。基本的には、猫の排泄を感知して砂からうんちを取り除く動きをします。特に仕組みがない猫のシステムトイレよりも大きなサイズになるので、置き場所はさらに限られます。

また、多頭飼いの場合に1つのトイレで複数猫のデータを管理できるとうたうものがありますが、「体重」で管理するモデルが主流なので、体重が近い、同じくらいの体格の猫を飼っている場合は誤動作しやすいので注意しましょう。