見つけたいのは「将来を見据えた働き方」
社会保険料は年収の14%~15%程度の負担になります。できれば社会保険には加入せずに、扶養内で働きたいと思う人も多いでしょう。特に106万円の壁や130万円の壁の前後の年収であれば、調整をすることで手取りが大きく変わるので、仕事をセーブする方向に行きがちです。
しかし、将来に目を向けると、社会保険に加入することで年金額の増加や保障が充実することのメリットは無視できないものです。また、壁を意識せずに働くことで、収入が大きく増える、それよって年金額も増える、仕事にやりがいが生まれるといった好循環を生むこともあると思います。
目先の損得だけでない「将来を見据えた働き方」を選択できるといいですね。
参考資料
- 厚生労働省「年金制度改正法(令和2年法律第40号)が成立しました
- 日本年金機構「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
- 社会保険適用拡大 特設サイト厚生労働省「パート・アルバイトのみなさま」
- 日本年金機構「適用事業所と被保険者」
- 協会けんぽ 全国健康保険協会「令和3年度保険料額表(令和3年3月分から)」
- 日本年金機構「保険料額表(令和2年9月分~)(厚生年金保険と協会けんぽ管掌の健康保険)」
- 新宿区「令和3年度 国民健康保険料 概算早見表(給与・年金)」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 日本FP協会「103万、106万、130万、150万円の壁」
石倉 博子