1000万円を2000万円に近づける方法
70代全体の金融資産保有額の中央値は1000万円でした。1000万円を目標の2000万円へ近づける方法について見ていきましょう。
ポイントは「複利・長期積立・保障」です。
「複利」とは「増えた利息に対して利息がつく」という、雪だるま式に増えることをいいます。反対に、利息を元本に組み入れないものを「単利」といいます。
どれだけ運用の違いがあるかというと、
(複利)毎月2万円・6%運用の場合
- 10年間積立:240万円⇒327万円(元本対比136%)
- 20年間積立:480万円⇒924万円(元本対比192%)
- 30年間積立:720万円⇒2009万円(元本対比279%)
※金融庁「資産運用シミュレーション」にて試算
(単利)毎月2万円・6%運用の場合
- 10年間積立:240万円⇒312万円(元本対比130%)
- 20年間積立:480万円⇒769万円(元本対比160%)
- 30年間積立:720万円⇒1369万円(元本対比190%)
※金融広報中央委員会「【しっかり】積み立て合計金額シミュレーション」を利用し税込にて試算。30年間積み立ては筆者試算。
20年を超えてくると、複利と単利では大きく差が出始めます。つまり運用期間が長ければ長いほど、複利の増え方が大きくなるということです。
よって、月2万円を30年間・6%複利で運用できれば、2000万円に近づけられることがわかります。
まとめにかえて
6%以上の複利で運用を考えた場合、代表例として全世界の株式に投資する投資信託などがあります。
ただ、目標金額や選ぶ金融商品などは人それぞれ。資産運用にはリスクもつきものなので、許容できるリスクも異なるでしょう。
「今の自分にはどういったものが合っているのか」をまずは知るために、気軽に参加できるオンラインセミナーなどを検討してみてはいかがでしょうか。