人気上昇中の多肉植物。多肉植物と言えば、アロエやサボテンなどを思い浮かべる人も多いと思いますが、多肉植物は実にさまざまな品種があります。

形も生態も多種多様、おどろくべき生態を持っている多肉植物もあります。

今回は、おすすめの多肉植物17種を生育型別に分類して紹介します。

【生育型別】おすすめ多肉植物17選

多肉植物は大きく分けると、春秋型、夏型、冬型という生育型に分類できます。

名前のとおり、春秋型は春秋に生育期を迎え、夏型は夏に生育期を迎えます。そして冬型は冬に生育期を迎えます。

最も品種数が多いと言っても過言ではないのが、春秋型の多肉植物。人気のエケベリア属やセダム属などは、この分類に入ります。多肉植物の中でも、個性的な姿をしたものが多いのは冬型多肉植物の特徴です。

それでは、多肉植物おすすめ17選を生育型別に見ていきましょう。

春秋型の多肉植物

エケベリア
エケベリア属は、元は北アメリカ南部からアルゼンチン北部に自生する多肉植物です。可愛らしいロゼット型に生長するのが特徴で、バラの花のような華やかな容姿で愛好家も多い属性。

原種は180種以上あり、作出された園芸種は数えきれないほどです。有名な品種で言えば、チワワエンシス、桃太郎、花うらら、リンゼアナ、ローラ等があります。

エケベリア属の多肉植物(Erhan Inga/Shutterstock.com)

セダム
北半球の湿地から暖帯に自生する多肉植物。主役にも名脇役にもなれる品種が揃い、寄せ植えでも人気です。繁殖力が旺盛で、乾燥地のグランドカバーにも向いています。

ポピュラーなものでは、乙女心、オーロラ、ビアポップ、玉つづりなどの品種が人気です。セダム属も、数えきれないほどに多くの園芸種が生み出されています。

セダム属「ビアポップ」(LIMO編集部)

グラプトペダルム
エケベリアに近い種類で、ロゼット型に生長するものが多いグラプトペダルム属。有名なものでは朧月夜や秋麗など、丈夫で育てやすい性質の多肉植物がこの属性に入ります。

グラプトペダルム属「秋麗」(LIMO編集部)