サボテン
日本で古くから親しまれているサボテンも、多肉植物の一種です。水やりはほとんど要らず、初心者でも育てやすい多肉植物です。

その種類は2000種以上。鋭いトゲのイメージが強いサボテンですが、トゲのない種類もあります。

アガベ
南アメリカ、メキシコ、西インド諸島などに3000種類以上が分布しているアガベ属。樹液はシロップやテキーラの材料になります。

葉の先端に鋭いトゲがあることもあり、防犯用に植栽されることも多い多肉植物。リュウゼツラン、吉祥冠、プミラ、メリコ錦など園芸品種も豊富です。

アガベ、するどいトゲが印象的(Taweesak Sriwannawit/Shutterstock.com)

アロエ
南アフリカを中心に、砂漠や草原に約400種が分布しているアロエ属。日本でも古来から親しまれており、「医者いらず」の別名があるほど薬用植物として使われてきました。

最もポピュラーな品種はキダチアロエ。庭先で見たことのある人も多いのではないでしょうか。そのほかにも様々な園芸品種が作出され、観賞用としても人気を博しています。

ユーフォルビア
トゲがありサボテンのような見た目をしているものも多いですが、様々な姿の品種が存在するのがユーフォルビアです。

切り口からは白い液体が出ます。この液体は有毒物質で触れるとかぶれることもあるので要注意。耐寒気温は5℃程度なので、基本的に室内で管理するのが無難です。

白樺キリン、紅彩閣、花キリンなどがよく出回っています。

パキフィツム
パステルカラーを思わせる優しい色合いと、ふっくらと丸みを帯びた柔らかいフォルムの葉が特徴的な多肉植物。生長型は夏型ですが、猛暑日の水やりはひかえめにしましょう。

星美人、月美人、コンパクツム(千代田の松)などが有名です。

パキポディウム
体からトゲが生えている姿が特徴的なパキポディウム。このトゲの生えた本体部分に水分を溜め込んでいます。主な自生地は南アフリカやマダガスカルです。

茂った葉は冬は落葉し、休眠期に入ります。そのため、冬の水やりは不要なので断水して下さい。春になると、葉が芽吹きます。