共働き率や母親の雇用形態は?

児童のいる母親の仕事状況で「仕事あり」は 72.4%と、7割以上が共働きです。

共働きは2004年に56.7%、2010年に60.2%、2015年に68.1%と、年々増加しています。

では、雇用形態についてもみてみましょう。

児童のいる世帯における母の仕事の状況

  • 正規の職員・従業員:26.2%
  • 非正規の職員・従業員:37.8%
  • その他:8.5%

正規・非正規でみると、非正規で働く方が正規よりも10ポイント以上多い結果に。共働きが増えていますが、女性は非正規の方が多いと分かります。

男女共同参画局の「男女共同参画白書 令和3年版」によると、2020年4月は前の月と比べて就業者数が男性で39万人、女性で70万人減少。女性は男性のおよそ2倍近く減少しています。

産業別に就業者数の増減を見ると、2020年4~5月の前年同月差の一月当たり平均で、女性は「飲食サービス業(25.0万人減)」「生活関連サービス業、娯楽業(17.0万人減)」「小売業(15.5万人減)」。

共働きが増える一方で、コロナ禍においては非正規で働く女性の雇用に影響が及んでいると考えられます。