老後も格差は続く

ここまで、厚生年金受給額別の分布を見てきましたが、つまりは同じ年数を働いた場合「現役時代に高収入であればあるほど、厚生年金を多く受給できる傾向にある」ということになります。

現役時代の収入格差は、老後に入ってからも続くという実態になっているのです。

それでは、厚生年金が少ない人はどうすればいいのでしょうか。

厚生年金の受給額を上げるためには「現役時代の加入期間をできるだけ長くし、給与水準を上げる努力を怠らない」ということが必要ですが、その時々の経済状況や病気・ケガなどによっては限界があり、根本的な解決には繋がらない可能性があります。

そんな方でも、まだ諦める必要はありません。もし、年金だけでは老後生活に不安がある方は、その不足資金を「資産運用」を活用してご自身で準備するという方法を考えてみてはいかがでしょうか。