「老後の資金」のために、今からできること
コツコツ貯金を継続することは大切です。とはいえ、超低金利時代のいま、銀行などの預貯金につく利息はほんのわずか。残念ながら、ほとんど資産は増えません。
そこで重要となるのが、「お金にも働いてもらう」、つまり資産運用をしていく発想です。預貯金だけで保有した場合と比べ、「効率よく」お金を増やしていくことにつながります。年利0.01%、3%、6%で運用した場合に、どのくらい差が出るか見ていきましょう。
「毎月5万円を30年間」積立てたケース
(金融庁「資産運用シミュレーション」にて試算)
積立金額(元本):1800万円
- 年利0.001%の場合:2693円増加
- 年利3%の場合:1113万6844円増加
- 年利6%の場合:3222万5752円増加
運用利率によって、同じ「1800万円」の育ち方が20年間でこれほど違うのです。せっかく長い間かけて準備していくのであれば、運用して大きく増やしていきたいですね。
資産運用のポイントは「時間を味方につけること」といえます。「早めに・自分に合った」運用スタイルを見つけていきましょう!
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参考資料
- 産経新聞「期待の政策は子育てと年金 「ポストコロナ」に国民の目」
- 首相官邸「第二百五回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説」
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)家計の概要 II 総世帯及び単身世帯の家計収支
- 金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料
- 生命保険文化センター「老後の生活費はいくらくらい必要と考える?」
- 公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
- LIFULL介護「老人ホームの費用相場」
- 三菱UFJ銀行「普通預金金利」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
宮内 勇資