長寿時代を乗り切るために、「資産の寿命」を延ばす発想を
厚生年金の受給額は、国民年金だけを受け取る場合よりも手厚めであることは確かですが、言うまでもなく現役時代の稼ぎには及びません。
さらにいうと、高収入だった人ほど、現役時代の稼ぎと老後の年金収入の「格差」が大きくなる点も知っておきたいところ。現役世代のうちから、生活のダウンサイジングや家計管理を意識しておきたいものですね。
多くの世帯にとって、公的年金だけを命綱にする老後はかなり心許ないといえそうです。長寿時代に備え、自助努力で「資産の寿命」も延ばす工夫が求められるでしょう。
超低金利が続くいま、「資産運用」でお金を育てる視点を持ってもよさそうですね。まずは情報収集から始めてみましょう!
【ご説明】「第1号厚生年金被保険者」とは
厚生年金は現在、下記のように分類されています。
第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済
第4号厚生年金被保険者…私立学校共済参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」