国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、1年間を通じて勤務したサラリーマンの平均給与は433万円(男性532万円、女性293万円)でした。

男性について年齢層別で見ると、60歳までは年齢が上がるに連れて平均給与も高くなり、55~59歳の階層で668万円と最も高くなっています。

平均給与から考えても「年収600万円」以上あれば、少しゆとりある生活が過ごせそうと感じる方が多いかもしれません。

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私は以前、生命保険会社に勤務し数多くのお金の相談を受けてきました。今回はその経験もふまえ、「年収600万円世帯」の貯蓄と負債について紐解き、将来へのお金の備え方についてお話をしていきたいと思います。

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年収600万円台・働く世帯の貯蓄事情

さっそく、総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」から、「年収600万円台」の勤労世帯について、貯蓄額とその内訳をみていきましょう。

※四捨五入の関係で、各項目の合計が、それぞれの平均貯蓄額と一致しない場合があります。

年収600万~650万円世帯(平均年収…622万円)

平均貯蓄額:1209万円

〈貯蓄の内訳〉

金融機関…1177万円

  • 通貨性預貯金:412万円
  • 定期性預貯金:376万円
  • 生命保険など:263万円
  • 有価証券:126万円

金融機関外…32万円

年収650~700万円世帯(平均年収…672万円)

平均貯蓄額:1229万円

〈貯蓄の内訳〉

金融機関…1191万円

  • 通貨性預貯金:405万円
  • 定期性預貯金:316万円
  • 生命保険など:330万円
  • 有価証券:140万円

金融機関外…37万円

年収600万円台・勤労世帯の貯蓄額は、1000万円の水準は超えています。