老後の備えは「今から」スタート!

「老後に備えよう!」といきなり言われても、30代や40代の働き盛りのみなさんにはピンとこないかもしれません。

仮に、30代のみなさんが「老後のために今からお金を貯めておこう」と考えたとします。低金利時代と呼ばれるいまは、預貯金で漠然とお金を持ち続けていても、受け取る金利はほんのわずか。お金を「増やす」ことには繋がりにくいといえるでしょう。

そこでぜひ視野に入れていただきたいのが「お金に働いてもらう」という発想、つまり「資産運用」のスタートです。退職金や公的年金だけに頼らず、自助努力で資産を増やしていければ老後の安心につながります。

資産運用の3つのキーワード「長期・分散・積立」

預貯金とは異なり、資産運用に元本保証はありません。そこで長期で取り組み、購入するタイミングを分散させながら、コツコツと積立ていくことをお勧めします。

決まった額を定期的に投資していくと、安いときに多く買えるため、価格下落のリスクを抑えることに繋がります。つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった少額からの積立投資を後押しする制度の活用を視野にいれてもよさそうですね。

まずはお持ちの資産の状況を把握したうえで、資産運用の「初めの一歩」を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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参考資料

吉田 奈都子