「40代後半・世帯年収600万円」の暮らしは?

総務省の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2020年(令和2年)平均結果-(二人以上の世帯)」を参考に、年収600万円の暮らしをみていきます。

まずは家族構成をみてみましょう。

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【世帯年収600万~650万円・勤労世帯】家族構成

  • 世帯主の平均年齢:48.3歳
  • 世帯人数の平均:3.29人(うち18歳未満の世帯人員:0.97人)
  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率:54.8%

世帯主の年齢は48.3歳。家族3人、うち18歳未満の方が1人います。

女性の有業率が半分を超えていますので、共働きで世帯年収600万円のご家庭が多いようです。

では貯蓄とその内訳、負債までみていきましょう。

貯蓄とその内訳、負債

平均貯蓄額:1209万円

(貯蓄の内訳)

  • 通貨性預貯金:412万円
  • 定期性預貯金:376万円
  • 生命保険など:263万円
  • 有価証券:126万円
  • 金融機関外:32万円

平均負債額:930万円(うち住宅・土地のための負債:874万円)

平均貯蓄は約1200万円。内訳を見ると、約700万円が預貯金で、生命保険や有価証券も100万円以上保有しています。

預金だけでなく、資産運用もうまく活用されているのが分かりますね。

一方で、負債額は約930万円です。

そのうち約874万円が住宅や土地の負債なので、住宅ローンの残りが約900万円あると考えられます。

純貯蓄額

1209万円-930万円=279万円

貯蓄から負債をひいた純貯蓄(ほんとうの貯蓄)でみると、279万円です。