最近、「ソロキャンプ」といった「ソロ〇〇」や、「ひとりカラオケ、ひとり焼肉」と「ひとり〇〇」という「ひとりの活動」の幅が広がっています。

似て非なる言葉に「おひとりさま」がありますね。こちらは、「結婚しない生き方を選んだ人」というポジティブなイメージも感じられます。

さて、金融において「おひとりさま」いうと、単身世帯を意味します。老後を考えた場合、「おひとりさま」は頼れるのは自分のみとなるので、自分でしっかりと対策しなければなりません。

今回、その「おひとりさま」の中でも、働き盛りの30代~50代を中心に、貯蓄事情を踏まえた老後対策をご案内します。

30~50代の貯蓄の平均額はいくら?

老後対策の前に、まずは現状を知ることから始めましょう。

30~50代の貯蓄事情については、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和2年)」を参考にします。

30代「おひとりさまの貯蓄事情」

金融資産保有額

  • 平均:327万円
  • 中央値:70万円

金融資産保有額の分布

  • 金融資産非保有:31.1%
  • 100万円未満:19.9%
  • 100~200万円未満:9.4%
  • 200~300万円未満:5.9%
  • 300~400万円未満:4.1%
  • 400~500万円未満:4.6%
  • 500~700万円未満:6.4%
  • 700~1000万円未満:5.7%
  • 1000~1500万円未満:4.3%
  • 1500~2000万円未満:1.6%
  • 2000~3000万円未満:2.1%
  • 3000万円以上:1.1%
  • 無回答:3.9%

40代「おひとりさまの貯蓄事情」

金融資産保有額

  • 平均:666万円
  • 中央値:40万円

金融資産保有額の分布

  • 金融資産非保有:35.5%
  • 100万円未満:15.2%
  • 100~200万円未満:5.9%
  • 200~300万円未満:4.3%
  • 300~400万円未満:3.6%
  • 400~500万円未満:1.8%
  • 500~700万円未満:6.4%
  • 700~1000万円未満:4.3%
  • 1000~1500万円未満:5.5%
  • 1500~2000万円未満:3.6%
  • 2000~3000万円未満:2.5%
  • 3000万円以上:5.7%
  • 無回答:5.7%