水やり

プランターの場合、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水やりをします。水やりはできるだけ午前中に行いましょう。

夏の高温・乾燥の激しい時期には、夕方にも水やりをします。プランターの底から水があふれてくるまでたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

2~3月の植え付け期には元肥を、初夏には追肥を、9月には収穫で使った養分を補給するためのお礼肥を施します。追肥には化成肥料がおすすめです。

摘芯

より多くの実を収穫するため、枝数を増やすのに必要な作業が摘芯です。

5~6月頃、30センチ以上伸びた新梢の枝先を、伸びた長さの1/3ほど切り戻します。枝が外側に伸びるよう、外芽の上で切ってください。7月以降に翌年の花芽が枝先で作られるので、摘芯は6月までに終わらせましょう。

人工授粉

実付きが悪い場合、花が咲いたら人工授粉をしましょう。受粉樹として植えた別の品種の花粉を筆などにつけ、収穫する品種の花の雄しべに花粉をつけます。

ラビットアイ系ならラビットアイ系同士など、人工授粉は同じ系統内の他品種同士で行うと実が大きくなり、収穫量も増えやすくなります。

剪定

ブルーベリーは冬に剪定を行います。ブルーベリーは先端に花芽を付けるので、花芽を全て切り落としてしまわないように注意しましょう。

ブルーベリーは大きな芽が花芽で、小さな芽が葉芽です。花芽の位置を確認しながら、不要な枝を剪定しましょう。

ブルーベリーの収穫

ブルーベリーの収穫時期は、ハイブッシュ系で6~7月、ラビットアイ系で7~8月ごろです。実が青紫色になって熟していたら収穫できます。実は簡単に取れます。

まとめにかえて

ブルーベリーは無農薬でも育つ果樹。もぎたての美味しい果実がそのまま食べられるのは、育てた人だけが味わえる贅沢です。

また、観賞価値も高い果樹で、今の時期は赤く色づいた葉が私たちの目を楽しませてくれます。

手間がかかるように見えるかもしれませんが、お世話のひとつひとつは初心者にも十分できる作業です。手をかけた分だけ成果で応えてくれるブルーベリー。ぜひ挑戦してみませんか?

参考資料

LIMO編集部「おすすめ果実「ブルーベリー」の育て方、収穫量がアップする3つのポイント」

大城 望