コロナ禍で投資を始める人が増えているという報道を目にしたことがあるのではないでしょうか。この9月に発表されたSBIネオモバイル証券の「投資に関するアンケート調査結果※」でも、調査対象者の6割がコロナ禍で投資意欲が「高まった」と回答しています。

理由は人それぞれですが、「経済的不安を和らげたい」「コロナ禍で在宅時間が増え、人生計画と必要な資産に不安を覚えた」「交際費などが減り、余剰資金ができたため」などの回答が得られたとしています。

コロナで将来に不安を感じる一方で、ステイホームで「投資に向き合う時間」が増えたというのがコロナ禍で投資への意識が高まった大きな理由と言えそうです。そこで今回は、投資を考えている人は、まず何から始めるべきかを考えてみたいと思います。

※対象:スマートフォン向け資産運用サービス「ネオモバ」利用者1001人

投資のために日々使えるお金と時間を考える

そもそも投資はド素人がやるものではない、と考える人も多いと思います。もちろんスポーツでも資格の取得でも、ド素人が全く学ばないで勝てるものはありません。それは投資も同じことですが、社会人の多くは仕事があったり、家事や育児があったり、資格試験の勉強をしたりとあまり投資にかける時間がないというのも事実だと思います。

まずは、投資のために使えるお金と時間を考えてみましょう。自分の月の収入からいくらを投資に回せるのかと聞かれて、即答できる人はあまりいないと思います。むしろ、何をベースにその金額を考えたらいいかわからないという人が大半でしょう。

投資には余剰資金を使うことが大原則ですが、毎月の収入の中の余剰資金をすべて投資に充てるワケにはいかないでしょう。交際費を残しておきたいとか、趣味に使うお金を残したいという人も少なくないと思います。