みんな、老後資金はどの金融商品で準備しているか?

では次に、老後資金を準備している人はどのような金融商品で準備をしている人が多いのかをみてみましょう。

生命保険文化センターの「老後保障に対する私的準備状況」によると、老後資金を何らかの手段で「準備している」と答えた人は65.9%。どのような金融商品で準備をしているのか、全体と性別ごとにみていきます。

老後保障に対する私的準備状況:全体(男性/女性)

  • 預貯金:44.2%(42.3%/45.7%)
  • 個人年金保険/変額個人年金保険/生命保険:44.7%(43.6%/45.5%)
  • 損保の年金型商品:8.8%(10.5%/7.4%)
  • 有価証券:7.0%(9.7%/4.8%)
  • その他:0.8%(1.1%/0.6%)

私的準備手段のトップは、「個人年金保険/変額個人年金保険/生命保険」です。全体からの比率は低いものの、有価証券では男性が女性の2倍近くの比率になっています。有価証券を見ると、女性の方が保守的という印象ですね。

とはいえ、みな預貯金以外に金融商品を活用していることが分かりました。

自分の老後をイメージしよう

現代では、ライフスタイルが多種多様となっています。自分のセカンドライフをどう過ごしたいかという考えも、多種多様でしょう。どのような場所でどのような居住形態の家に住み、どのような暮らしをしたいのか、一度ご自身の老後をイメージしてみましょう。

働き方や暮らし方を考えることで、老後資金についても預貯金だけでよいのか、金融商品もあわせて用意するのかといった計画が立てやすくなります。保険や投資信託、株式などさまざまな金融商品がありますが、向き・不向きもありますので、自分にあった金融商品や投資スタイルが見つかるといいですね。

コロナ禍でも嬉しい無料の動画やオンラインセミナーも用意されていますので、利用しながら計画を進めてはいかがでしょうか?

参考資料