50代の貯蓄は「中央値」が800万円
続いて、同調査から50代の貯蓄状況を確認していきましょう。
【50代・二人以上世帯】金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均値:1684万円
- 中央値:800万円
【保有額別の分布】
- 金融資産非保有:13.3%
- 100万円未満:6.4%
- 100~200万円未満:5.3%
- 200~300万円未満:5.3%
- 300~400万円未満:2.8%
- 400~500万円未満:3.4%
- 500~700万円未満:8.3%
- 700~1000万円未満:9.2%
- 1000~1500万円未満:11.7%
- 1500~2000万円未満:5.7%
- 2000~3000万円未満:10.8%
- 3000万円以上:13.8%
- 無回答:3.9%
40代世帯の中央値が520万円だったのに対し、50代世帯では800万円という結果です。
「金融資産非保有」世帯の割合は約13%と、40代世帯とほぼ同じ割合となっています。
一方で、金融資産保有額「2000万円以上」世帯で見てみると、40代では全体のわずか12.7%だったのに対し、50代では24.6%と大きく伸びていることがわかります。
子育ての一段落や住宅ローン返済の完了、年収額の増加など、考えられる要因はさまざまありますが、50代では「貯蓄格差」がさらに広がる厳しい現実を表していると言えそうです。